SUGARHOUSE

絵本、漫画、アナログゲームの紹介や教育、田舎暮らしなど日々のことを気ままに書いています。

♪ぼくらのなまえはぐりとぐら… 「ぐりとぐら」

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ぼくらのなまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら

たまたま、「ぐりとぐら」を読んでいたら『こどものとも傑作集』の初版本が出たのが1967年1月20日、先月ちょうど50周年を迎えたんですね(初出は1963年のこどものとも93号でした)。
私も小さいころに読んで絵本いっぱいに広がるあのおいしそうなカステラが食べたくてたまりませんでした。
福音館書店から2001年に発行された「ぼくらのなまえはぐりとぐら」には中川李枝子さんと山脇(旧姓大村)百合子さんの当時のエピソードとか、ぐりとぐらの名前の由来とかいろんな話が載っていて、すごく面白かったです。
なかでも一番衝撃的だったのは、森に出かけたぐりとぐらが最初に歌う歌について述べられた次の文でした。

『全然メロディーとしては考えない、ただ詩として、ただ歌として書きます。特に子どものためのお話を書くときには、言葉に制限がありますから、子どもにわかる言葉で、最大の効果を出すためには、詩がいいんですよね、広がりもあるし。』(「ぼくらのなまえはぐりとぐら」福音館書店)

つまり、ぐりとぐらの歌は詩であって本当は歌じゃなかったんですね。
加えて、中川さんは『決定版っていうのは、私はなくていいと思うのね。ほんとにこの歌は各自各様に歌ってくださればいいと思ってるんです。みんないいの。みんな違ってそれぞれいいんですよ。』とおっしゃってます。
この本には月刊誌「母の友」の呼びかけで全国から寄せられたそれぞれの「ぐりとぐら」の歌がたくさん収められています。
編曲された十曲が収められたCDもついているんですが、実は封を開けておらず一度も聞いていません。
40年前、京都市の南保育所で聞かせてもらったメロディが私にとっては唯一のもので、ほかの歌を聞いて自分のイメージが崩れそうで嫌なんですね。
読み聞かせ動画では、その自分が聞いた歌を歌っています。
音痴なんでうまく歌えていませんが、40年たってもはっきりと覚えているなんて絵本の力ってすごいなと改めて思います。
もし、この読み聞かせを聞いて同じメロディを聞いたことがあるという方は連絡くださいね。