SUGARHOUSE

絵本、漫画、アナログゲームの紹介や教育、田舎暮らしなど日々のことを気ままに書いています。

ちょっぴりシュールであたたかい、命と思いやりの絵本 「シニガミさん」

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「おまえうまそうだな」や「おとうさんはウルトラマン」などのシリーズで有名な宮西達也さんの「シニガミさん」です。

どこにでも現れ、生きものの死ぬ日を決めるシニガミさん。
シニガミさんの前に苦しそうに倒れている病気のコブタがいます。
彼はもうすぐ死ぬ運命にありました。
そこに現れたのが、おなかをすかせたオオカミでした。
実は彼もまた、数日後に死ぬ運命でした。
オオカミは、病気が治って元気になったコブタを食べようと思って、必死で看病をします。
しかし、その甲斐なく、コブタはどんどん弱っていきます。
そして…

嫌われ者のオオカミが最初はコブタを食べるために看病し始めるのですが、そのうちに本気で助けたいと思い愛情が芽生えてきます。
この絵本の面白いところは、それがシニガミさんの視点から語られるところです。
シニガミさんはなんにでもなることができます。
時には、木になったり、植木鉢の葉っぱになったり、風に舞う落ち葉になったりします。
シニガミさんのシュールな姿と紳士的な語り口調が、命と死という重くなりそうなテーマをやわらげ、楽しく優しさあふれる絵本になっています。

一度、シュールであたたかいシニガミさんの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
続編の「シニガミさん2」も出ています。