SUGARHOUSE

絵本、漫画、アナログゲームの紹介や教育、田舎暮らしなど日々のことを気ままに書いています。

子育てに頑張るお母さんへの応援歌 「いのちのはな」

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「ママがおばけになっちゃった!」で有名なのぶみさんの「いのちのはな」です。

昨年、TBSの『情熱大陸』で、この「いのちのはな」を制作する様子が放送されました。
正直、のぶみさんのことはこの放送を見るまであまり知らなかったのですが、何度も一般の親子に読み聞かせをしながら、悩んで推敲して絵本を作り上げていく過程はとても興味深かったです。

正直、この「いのちのはな」って小さい子どもには分かりにくいかなって思いました。
一文が長いし、分かりにくい言葉や難しいギャグもあったりします。
でも、この本が子どもに対してというより、お母さんに向けて書かれたと解釈したほうがストンと納得できます。
『きれいだっていわれたい』『がんばっているのにきづいてほしい』『じぶんがしゅやくになるしゅんかんがほしい』『いらないはななんかじゃない!』
チューリップのきゅうこんのプーの叫びは、子育てに一生懸命なお母さんがいつも感じていることじゃないでしょうか?

「ごめん!ホントにごめんね!…(中略)…くるしかったのはぼくだけじゃなかったんだ!」
病気の治ったかんたろうの言葉を聞いてプーは、
「いきていてよかった!かんたろうがさいごのさいごにあたしががんばっているのにきづいてくれてよかったよぉー」
と叫びます。
自分をプーに、かんたろうを夫に重ね合わせて読んだ人は、その言葉に感動して涙するんじゃないでしょうか。

Amazonのレビューで評価が真っ二つに分かれているのは、プーに感情移入できるかどうかなんでしょうね。
のぶみさんは、まだまだ粗削りで、プロ野球選手でいえば、ホームランを狙って腕力だけでバットを振り回している印象なんですが、もっと力を抜いて自然体で構えたときに、どんな打球を見せてくれるのか楽しみな作家さんです。