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男性保育士問題について考えてみた 「ほいくの王さま」

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男性保育士問題について考えてみた 「ほいくの王さま」

「男性保育士に娘の着替えをさせないでほしい」という保護者の声が男女差別に当たるのか、千葉市の熊谷市長がツイッターで投げかけた問題提起がインターネットで議論になっています。

まず、肯定派の意見から。
熊谷市長は5歳の娘さんを持っておられますが、「娘を男性保育士に着替えさせたくないという人は同様に息子を女性保育士に着替えさせるべきではないですが、そんな人は見たことありません。社会が考慮するに足る理由無しに性による区別をすることは差別です。」とツイッターで述べられています。
また、現場の男性保育士からは「同じ保育士なのに男性だけが専門職として認められていない感じがする」との声もあります。

一方否定派は、
「性犯罪の加害者の9割が男性であることから保護者が不安に思うことは当然ではないか」
「保護者自身が性被害にあった経験があって拒否するケースもあるのでは」
「幼い子でも羞恥心が芽生えている子もいる」
などの意見があります。

男女平等の意識が高く、国会議員の半数が女性、男性の育児休暇取得率が9割を超えるジェンダーフリー先進国のスウェーデンでさえこの議論は起こっています。
2015年には派遣会社から派遣された男性が保育所でおむつ替え中に性的虐待を行った事件が発覚し、スウェーデン社会に衝撃が走りました。
まだまだ社会での男女平等環境が整っていない日本で、早急に結論を出すのは難しいのではないでしょうか。
私個人としては、一律に「いい」「悪い」と決めるのはどうかなと思います。
それぞれの園、子ども、保護者によって生活環境や個の事情は違うでしょうし、一定のガイドラインだけ決めてケースバイケースで対応することが大切なんではないでしょうか。

長くなったので最後に漫画の紹介だけ。
モーニングに連載していた「保育の王さま」(落合さより:原案協力石山ほろ/講談社)です。
すでに完結していて全6巻が発売中です。

子どもが大好きで保育士になった福田育だが、わずか2か月で退職を余儀なくされる。
街をさまよう育は子どもが大っ嫌いな保育園園長・大島に出会う。
大島に導かれてたどり着いたのは園長をはじめ保育士も園児も男ばかりの保育園だった。

どの登場人物もひと癖もふた癖もあって、いろんなドタバタが起こります。
ホロリとさせられる話もあるので、興味があれば読んでみてくださいね。