SUGARHOUSE

絵本、漫画、アナログゲームの紹介や教育、田舎暮らしなど日々のことを気ままに書いています。

谷口ジローさんの訃報を聞いて 「孤独のグルメ」

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漫画家の谷口ジローさんが2月11日に亡くなられました。
69歳でした。
谷口ジローさんといえば、久住昌之さん原作の「孤独のグルメ」が有名ですね。
輸入雑貨商の井之頭五郎が、日常の中で独り食事を楽しむ姿が淡々と描かれています。
大きな事件はないのですが、メニューの選択を間違ったり親父ギャグを思い浮かべたりと五郎の細かい心理描写が楽しい漫画です。
私は、単品のおかずをいろいろ注文してテーブルに並ぶ場面が好きなんですが、中でもお気に入りを3つ紹介します。

1巻第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス

お腹を空かせた五郎が雨の中飛び込んだのが下町の定食屋。場違いな雰囲気に戸惑いますが、ぶた肉いためとライス、とん汁を注文します。ぶたづくしの中のナスのおしんこが爽やかな存在となり食がすすむ五郎でした。

1巻第4話 東京都北区赤羽の鰻丼

赤羽といえば清野とおるさんの漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」でしか知らないので、ものすごく濃い人の多い街のイメージがあります。
このお店も朝9時半なのにお酒を飲みに人が集まってくる不思議な飲み屋さんです。
鰻丼のご飯があまり、いくらのどぶ漬けをのせて食べるのが五郎的には大正解でした。

1巻第15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ

深夜まで仕事が長引いた五郎は、コンビニに夜食を買いに行きます。
ついつい、いろんなおかずを買いすぎてしまい、さらに汁や卵がかぶってしまい後悔します。
でも、お腹がすいた時って、なんでも食べたくなるんですよね。

グルメ漫画では、料理の味のイメージがつかみやすいことがすごく大事だと思います。
谷口ジローさんの描写は細かく丁寧で、五郎と一緒に食事をした気分になって読後に満腹感を味わえました。
たくさんあるグルメ漫画の中でもこれほどアンチのいない愛された漫画はないんじゃないでしょうか。
新たな新作が読めないのは本当に残念ですが、ご冥福をお祈りいたします。