SUGARHOUSE

絵本、漫画、アナログゲームの紹介や教育、田舎暮らしなど日々のことを気ままに書いています。

怖そうだけど落語みたいで面白い 「じごくのラーメンや」

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じごくと聞いてどんなイメージを浮かべるでしょうか?

針の山、血の池地獄、釜ゆで、どれもこれも怖いイメージですよね。
そんな地獄を舞台にした絵本、「じごくのラーメンや」です。
じごくとラーメンってすごく不似合いな感じがするんですがどんなラーメン屋なんでしょう。

ここは地獄。
人間たちは、毎日ため息をつきながら、おいしいものがたくさんある天国をうらやんでいます。
負けず嫌いのえんまさまは、天国に負けないように地獄名物・血の池ラーメンを作ります。
ところが、あんまり辛すぎて誰も食べられません。
そこへ、天国から見ていたほとけさまが、食べてみたいと地獄までやってきて…

地獄の絵本というと、「じごくのそうべえ」が有名ですね。
もともとは「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」という上方落語の演目なんですが、上方落語らしい軽妙なやりとりが楽しい絵本です。
この「じごくのラーメンや」でもえんまさまとにんげん、ほとけさまとの軽快なやり取りがあり、西村繁男さんの色彩豊かな絵と合わさって古典落語を聞いているような感じで面白いです。
同じ苅田(かんだ)澄子さんの絵本に「いかりのギョーザ」という絵本もありますので、併せて読んでみてはいかがでしょうか。